Skyrim はそのままでも MOD を導入してプレイすることはできますが、CTD やフリーズなどを避けるためにクリーニングすることができます。

 バニラの状態では Skyrim は非常にダーティーなものとなっており、Skyrim.esm のデータをそのまま上書きしている ITM などが放置されています。
 これらが他の MOD と不具合を起こすなどの危険性があるため、Skyrim をクリーニングすることが推奨されています。

 現在クリーニング作業はほぼ自動化されたため、ITM などの知識がなくても実行自体は誰でも可能です。
 しかし、知識ないクリーニングは他の MOD をクリーニングしようとした時に不具合を起こす危険性があります。
 また、Skyrim 本体のクリーニング自体も CTD やフリーズなどを確実に防ぐというものではありません。
 このため、クリーニングを行う前に調べて知識をつけることを推奨します。

 (Skyrim の内部データなどの知識に関しては、くつみや 様のブログが大変参考になりますのでおすすめです。
 Skyrim箱庭DIY

 また、クリーニングは改造行為です。
 Skyrim をクリーニングしたことで何かあっても全て自己責任だということを肝に銘じておいてください。

 以上のことに同意できる人だけ、以下に記すクリーニングを実行してください。



 前回の記事で、TES5Edit の導入を行いました。
 その際、MO2 への登録も同時に行いましたが、今回はその続きからとなります。

 Skyrim のクリーニングには、TES5Edit 公式で推奨されている「クイックオートクリーニング方法」というものを使います。
 MO2 を使用している場合は引数を指定することで実行することができます。

 MO2 の実行プラグインの選択で<編集…>を選択します。
 TES5Edit を選び、引数の欄に「-quickautoclean」と記入します。
tes5edit_parameter_clean
 左下の変更をクリックし閉じます。
 これで MO2 からTES5Edit を起動すると、自動でプラグインをクリーニングしてくれます。

 MO2 から TES5Edit を起動します。
 MOD を選ぶ画面が表示されますので、Update.esm を選択します。

tes5edit_clean_selectupdate
 この時 Skyrim.esm に黒い四角がつきますが気にしなくて大丈夫です。
 一緒に読み込まれますがチェックをいれたプラグインのみクリーニングされます。
 また、この際必ずチェックを入れるプラグインは一つだけにしてください。
 二つ以上選択してクリーニングすると、正しくクリーニングされない場合があります。

 プラグインを選択し OK を押すと、読み込みが開始されそのまますぐに自動でクリーニングが行われます。

tes5edit_update_cleaned
 クリーニングが終わるとこの画面で終了すると思います。
 右のメッセージ欄の最後に、Background Loader:finished という記載があることを確認しましょう。

 ここでメッセージ欄を上にスクロールして中を見ていくと、Delete されたデータを地中に埋める処理と ITM データの削除をしている処理がしっかり行われているのが確認できます。
update_undelete_clean

 1290のデータの中から3つを地中に埋めています。
update_itm_clean
 94の ITM を削除しています。

 プラグインのクリーニングが完了したら、TES5Edit を閉じます。
 残りの DLC のプラグイン、Dawnguard.esm、HearthFires.esm、Dragonborn.esm も同様にクリーニングします。
tes5edit_dawnguard_cleaned

 Dawnguard.esm のクリーニング後
tes5edit_hearthfires_cleaned

 HearthFires.esm のクリーニング後
tes5edit_dragonborn_cleaned

 Dragonborn.esm のクリーニング後

 クリーニング作業はデータの削除を含みますのでそれぞれのファイルサイズが減少します。
 具体的な変化量は
 Update.esm 1484KB → 1315KB
 Dawnguard.esm 24470KB → 23454KB
 HearthFires.esm 3482KB → 3188KB
 Dragonborn.esm 62999KB → 62619KB
 となります。

 クイックオートクリーニング自体は終了しましたので、作業初めに MO2 で TES5Edit の引数欄に追加した「-quickautoclean」を削除しておいてください。

 この状態で LOOT を起動すると一部を除いて警告文がなくなっていることが分かります。
loot_esm_cleaned

 次にこの警告文に記載されているクリーニングについて説明します。



 ここで申し訳ないのですが、今からやるクリーニング行為に関しては現在も行うべきかどうかについて、私がはっきりと分かっておりません。

 従来のクリーニング作業では行っていたこと、現在推奨されているクイックオートクリーニング方法では自動的に行われないこと、TES5Edit の公式ドキュメントでは一部手動クリーニングが必要であることが記載されていること。

 以上のことから、必要な修正だと自己判断のもと私は行っています。
 皆さんが行うときも自己責任のもとに行っていただきますようお願いします。

 MO2 から TES5Edit を起動します。
 Dawnguard.esm のみを選択して OK をクリックします(Skyrim.esm と Update.esm に黒い四角がつくことは気にしなくて大丈夫です)。

 左側の Dawnguard.esm を右クリックし「Apply Filter for Cleaning」を選択します。
tes5edit_dawn_filter

 次に画像のようにプルダウンを開きます。
 Dawnguard.esm から Cell を開き、Block 5 を開いたら Sub-Block 3 を開きます。
 そして、一番上のセル「00016BCF」をクリックします。
tes5edit_cell_eczn
 一番下までスクロールすると赤くなっているデータ「XEZN」がありますので、一番右を右クリックし Remove を押して削除します。

 このデータは作成された日付が、Update.esm は 2013-02-13 なのに対し、Dawnguard.esm は 2012-05-29 と古く、Update.esm で修正されたはずのデータです。
 しかし、ロードオーダーのため Dawnguard.esm が優先されてしまい、修正が正しく動作しなくなってしまっています。
 そのため、このデータは削除する必要があるのです。
tes5edit_xezn_removed
 画像のようになっていれば成功です。

 残り二箇所のセルに同様の操作をします。

 Block 2 を開いたら Sub-Block 1 を開きます。
 今度は一番上の「0001FA4C」というワイルドエディットのテスト用 Cell の上で右クリックし Remove を押します。
tes5edit_0001fa4c_remove
 最後に、Block 8 を開き Sub-Block 1 を開きます。
 同様のワイルドエディットのテスト用 Cell の「0006C3B6」の上で右クリックし Remove を押します。
tes5edit_0006c3b6_remove

 以上で Skyrim 本体のクリーニングは終了です。
 ここまで行えば LOOT の警告文も全てなくなっているはずです。

 今回の作業と同様に、MOD に対してもクリーニングが必要なことがあります。
 Skyrim 本体のクリーニングと違い、使用する MOD は人によって違うので今回以上に慎重に行わなければなりません。
 正しく行えば CTD などは防げるようになりますので皆さんも一緒に頑張りましょう。